先日高畑山に登ってから、「鈴鹿の草子」の第2部「高丸戦編」の構想がかなり浮かんできて、その舞台となる予定の鈴鹿セブンマウンテンの「藤原岳」へ10月下旬一泊二日の登山へ出かけてきました。
藤原岳は鈴鹿国定公園の三重県いなべ市と滋賀県東近江市との境界にある山で、標高1,144m。鈴鹿山脈の北部にあり、日本三百名山と関西百名山、花の百名山に選定されています。
テントなどまだ持っていないので無人小屋の「藤原山荘」で一泊です。
実は前日にザックのモンベル「アルパインバック60」やシュラフなど一式揃えるというドタバタ準備の為、マットレスを購入する時間がなくなってしまい、同日四日市の「好日山荘」へ寄ってマットレスを購入するという強行軍でした。
おかげで登山口付近の休憩所の駐車場に着いたのは13:30くらいで、登山開始が14:00になるという無計画な登山になりました。(参考にしないでね。)
休憩所にいた方に聞いた話では3時間もあれば登れるとの話だったので、余裕かな、と思ったのが大間違いでした。
綺麗な登山口休憩所ここの駐車場(無料!)に車を止めてスタートです。
登山口となる神武神社です。
慣れない60Lのザック(多分15~6kg位の重さはある)を担いだままでもまあ4合目までは余裕でした。
7合目、この辺りからペースを上げていかないと日が暮れてしまうということに気がつき始めます。
途中の土石流っぽい景色に少しビビリながらもペースを上げていきます。
8合目で少し日が陰ってきたので焦り始め、写真を撮る余裕は既にありませんでした。(汗)
そして9合目で薄暗くなり、完全にコースが分からなくなってしまい、ショートカットの為、急斜面を直登することに。
その後何が起こったのかは「鬼さんこちら!」の二の噺のおまけ漫画に描いてあるように、鹿にビビって2度斜面から落ちてしまいました。まあ怪我はなかったのですが。
必死の思いで無人小屋「藤原山荘」へたどり着いたのでした。
最初は薄暗い小屋内で、鹿の鳴き声しか聞こえないので「怖いよ〜、来なきゃ良かった」などと嘆いていたのですが、完全に日が暮れるころ四日市の会社の登山グループの方が3人来られて、一気にアットホームな雰囲気になりました。良かった!
ここで先日紹介した「ジュニアコンパクトバーナー」と「トレック900」の出番です!
以前ネットで調べて自宅で作ったら美味しかった「井上鍋」という鍋とホットウイスキーにて夕食です。
井上鍋の作り方は
http://www.geocities.co.jp/Foodpia/3534/tukurikata.htmlに詳しく載っていますので、気になった方は作ってみてください。
こうしてワイワイと過ごし23時すぎに就寝したのでした。
あまりよく映っていませんが、圧倒的に夜空の星が多く綺麗でした。
これが一泊登山の醍醐味なのですねー。
2日目に続く。